開催日時 2024年4月11日(木)18:30~20:00
参加人数 17名(参加16名・オンライン参加1名)
学びの会合の内容
初回ということもあり40分かけてメンバーの自己紹介を行いました。
様々な業種の方々が集まっており多様性の高いコミュニティとなりました。
初回は、貞観政要をテーマにミニセミナーと参加メンバーでのディスカッションを行いました。
【貞観政要のミニセミナー内容】
1300年前からある「最良のケーススタディ」
人間と人間がつくる社会はどのような ものか?
皇帝(リーダー)と臣下(部下、フォロワー)の関係はどうあるべきか?
理想のリーダーになるためには何をなすべきかを予行演習することができます。
『貞観政要』を読み解いていくと、組織のマネジメントを考える上で大切な
5つのヒントを受け取ることができます。
●組織のマネジメントを考える上で大切な5つのヒント
- 組織はリーダーの器以上のことは何一つできない。
そうであれば 、有限の「器」の大きさしか持てない生身の人間(リーダー)にできることは 、自らの器を捨てる 、あるいは必死に消すことしかない。 - リーダーは、自分にとって都合の悪いことをいってくれる部下をそばに置くべきである。
部下の諫言(苦言) を受け入れる努力を常に怠らないようにしないと、裸の王様となり、自分の本当の姿が見えなく なってしまう。 - 臣下(部下) は 、茶坊主になってはならない。上司におもねってはならない。
- 君は舟なり、人は水なり。
水はよく舟を載せ、またよく舟を覆す。
君主(リーダー)が舟で、人民(部下)が水。
舟は水次第で、安定もすれば転覆もする 。
リーダーは、部下に支えられているということを 片時も忘れてはならない。
どれほどの権力を持とうとも、部下に見放 されたリーダーは役に立たない。つまり、リーダーシップとは、人(部下)がついてくることである。 - リーダーは常に勉強し続けなければいけない。
●ここまでで学んだこと気づいたことグループで話し合い
三鏡の教え 銅の鏡 歴史の鏡 人の鏡
「銅を鏡にすれば 、衣服や身なりを整えることができる。歴史を鏡とすれば、人の世の興隆や衰亡を知ることができる。
人を鏡とすれば、自分の行いを正すことができる。厳しいことをいってくれる魏徴は、鏡のような存在であった。魏徴を
失い、私は一面の鏡を失ってしまった」
自分のまわりにいるのは茶坊主ばかりで、誰も自分を諫めてくれない。自分の本当の姿を教えてくれる人はもういなく
なったと、太宗は魏徴の死を嘆き悲しんだのです。
【終了後に懇親会開催】
16名で中華料理店で開催(20:30~22:40)