「リベラルアーツを経営に役立てる」-廣器会#006

– 伊藤義訓さんをお招きし廣器会第6回の講演会を開催 –

開催日時 2024年9月12日(木)18:30~20:00(懇親会20:00-22:00)

開催場所 (株)コーチビジネス研究所 飯田橋セミナールーム

参加人数 18名(リアル参加15名・オンライン参加3名)

第6回の「廣器会」は、伊藤義訓さんをお招きしての講演です。伊藤さんは、アサヒビール株式会社常務取締役、アサヒグループホールディングスイノベーション担当執行役員を歴任され、同HDの顧問を務めながら現在、「ITOアイ工房合同会社」代表、そして私たち「廣器会」のメンバーでもあります。

「リベラルアーツを経営に役立てる」

をタイトルに、伊藤さんは「哲学の起源」から紐解かれます。伊藤さんのオリジナル資料である、プラトンの「国家論」(A4/6ページ)、マキャベリの「君主論」(A4/5ページ)、オルテガの「大衆の反逆」(A4/12ページ)を事前にいただいており、私たちは、それらを読み込んで参加しています。途中、3度のディスカッションタイムもあり、哲学、そしてリベラルアーツについての、白熱の語り合いが展開されました。

「博覧強記」の伊藤さんによって、CBL飯田橋セミナールームが、まるで大学院(博士課程?)のゼミの場に変ったようで、「学び」の醍醐味を実感した1時間30分でした。

今回のレポートは、「新しい試み」で、その内容を皆さまにお届けしようと思います。
まずは、カエルンさんの「グラレコ」です。講演の流れと現在進行形で、カエルンさんは「グラレコ」を作成します。完成した「グラレコ」は、カエルンさんから「メッセンジャー」を通じて、私たちに届けられました。

20240912_1830グラレコ-伊藤義訓氏-廣器会-@vpkaeru

いつもは冒頭で、この「グラレコ」を紹介し、その後「実況中継風」にレポートしてくのですが、今回は……
伊藤義訓さんが、カエルンさん制作のAI資料を生成AI(Copilot)に投げて、パワーポイントの「プレゼン化資料」をつくってくれました。伊藤さん曰く「あっという間にできますよ…」と。このパワーポイントを使って、私たちも「講演」したくなりました(笑)。
以下は、そのスライドです。

今回は、「カエルンさん」と「伊藤さん」のコラボレーションである「新たな試み」としてレポートさせていたただきました。

レポーター
坂本

次回の「廣器会」のレポートも工夫を凝らして皆さまに提供させていただきます。

坂本樹志

◆講演資料のご案内 ならびに皆様へのお願い

資料はこちらからダウンロードできます。
講演者のご厚意での提供ですので、お取り扱いには何卒御留意ねがいます。

次回廣器会は・・・

信頼を築く経営者の流儀
「茶道思考」で考える、調和と品格のコミュニケーション
小山匡子 氏 -廣器会#15

プロフィール

小山匡子(こやままさこ)
株式会社スモールウィン 代表取締役
茶道裏千家教授 
博士(工学)、技術士(化学部門)

横浜出身 茶道の精神をビジネスに応用する「茶道思考」を提唱。
8歳のころから茶道を稽古。大手企業にて仕事をスタート。
会社では、女性管理職にも抜擢され仕事に邁進していたが、上司と部下との板挟みから辛い日々も。
そんな時、改めて茶道の魅力、落ち着く時間が重要と実感。
茶道の精神を表す「一期一会」「一座建立」の意味を、仕事の中でも同じように理解を深めるようになった。

茶道の感謝する心は、仕事にも好影響を与えた。さらに人間関係が良好になると成果も出る。
茶道の考え方をビジネスの課題解決につなげる「茶道思考」講座を開始。社会をこころ豊かにしていきたい。

ビジネスパーソンとしての経歴:
1988年4月、東京理科大学工学部卒業後、味の素株式会社に入社し化粧品原料の研究開発などを担当。
アミノ酸技術室、バイオ工業化センター素材製品開発部品質技術グループ長などを経て、健康基盤研究所に異動。

2010年に退職し、医科大学発ベンチャー企業に転職。その後13年に太陽化学株式会社に転職する。
21年に同社を退職しスモールウィンを設立。
東京バイオテクノロジー専門学校化粧品コース非常勤講師、日本化粧品技術者会東日本支部常議員、
日本化学会コロイドおよび界面化学部会役員などを務める。

■内容

茶道とは。主に女性が礼儀作法を学ぶ趣味と思っていたら大間違い。戦国武将たちが頭角を現し、名を馳せるのに使っていたツールです。大名や将軍と対することから失礼がないよう振舞うことも大事ですが、加えて相手を知り向き合う姿勢も問われました。それを円滑に回すためのひとつのツールが茶道だったのです。 現代でも、信頼されるビジネスパーソンになるには、スキルや実績だけでなく、相手に寄り添う姿勢や振る舞いが不可欠なことはご承知の通りです。 今回は「茶道思考」の中から、信頼を築き、円滑な人間関係を生み出すためのヒントを具体的に茶道の精神を通じてお伝えします。 茶道と禅の関係は? 「もてなし」とは何? 茶道の先にあるものは?なあどの概念のお話から、茶碗はどう回すの?「結構なお点前で」って言うの?の質問にもお答えします。 茶道とは何かを紐解き、日本人の心を思い起こします。

■開催日時
2025年6月12日(木)18:30-20:00

■開催方法
リアル会場開催&オンライン同時開催

■会場
株式会社コーチビジネス研究所
東京都千代田区富士見1-3-11 富士見デュープレックスビズ702号室

お申し込み・詳細はこちらから

第15回学びの会合 (経営者のための廣器会)

https://peatix.com/event/4422998

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講師紹介

伊藤 義訓
Ito Yoshinori

ITOアイ工房合同会社代表
元アサヒビールマーケティング部長
アサヒグループホールディングス顧問
生ジョッキ缶導入の責任者

1989年 東京大学農学部農学系研究科博士課程修了
1989年 アサヒビール入社研究所で商品開発実務
1996年 名古屋工場赴任
1999年 研究所ビール開発部長
2000年 マーケティング部(本生でアサヒビールシェアNo1に)
2006年 生産本部生産技術開発センター:全社横串で生産技術開発統括
2015年 研究開発本部長
2016年 執行役員
2017年 取締役
2018年 常務取締役(生ジョッキ缶でイノベーション実現)
2019年 アサヒグループホールディングス執行役員(イノベーション担当)
2024年 アサヒグループホールディングス役員室顧問 現職
     経団連副会長・小路会長支援(博士人材活用策)

2024年4月 副業としてIToアイ工房合同会社起業 対人支援業務

レポーター紹介

坂本 樹志

株式会社コーチビジネス研究所 取締役 CBL認定コーチ 中小企業診断士
広島県出身。大学卒業後、大手化粧品会社に入社。財務、商品企画開発、販売会社代表取締役、新規事業開発、中国上海・北京駐在、独資2社設立し総経理等を歴任。その後CBL認定コーチとなり、エグゼクティブコーチとして活動開始。『カウンセリング&コーチング クイックマスター(同友館)』『格闘するコーチング(かんき出版)』など著書・執筆多数

- 了 -
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